この記事では、賃貸の床に実際にフロアタイルを貼る方法を詳しく解説しています。
原状回復ができる方法になっていますので賃貸住みの人の参考になれば幸いです。
目次
フロアタイルをDIYする際の注意
常温に馴染ませてから行うこと
フロアタイルの素材には、塩ビ(PVC)が使われており、温度によって伸縮するという特徴があります。
伸縮によって、継ぎ目が目立ってしまったり、浮きが発生したりする可能性がありますので、施工する時の気温に気をつけましょう。
部屋の中の気温が、10度を下回る寒すぎる場合や、25度を超える暑すぎる状態は施工するのに適していません。
真冬や真夏に施工する場合は、エアコンなどで快適な気温にコントロールして、フロアタイルを常温に馴染ませてから施工してください。
賃貸の場合は原状回復ができる方法で行うこと
賃貸にフロアタイルを貼る場合は、必ず原状回復ができる方法で行わなければいけません。
フロアタイルを接着剤で固定するのが理想ではありますが、賃貸ではできませんよね…
フロアタイルのDIYに必要な道具
フロアタイルを貼るのに必須なもの
フロアタイル本体
フロアタイルに付属しているカット用の木の板
その他に必須なもの
- カッター
- 養生テープ
- 定規
今回行う方法では、フロアタイルは普通の業務用のフロアタイルでOKです。
サンゲツや東リなどのメーカーがおすすめです。
サンゲツのフロアタイル
業務用のフロアタイルを接着剤で固定しなくても、養生テープで固定すれば、置くだけフロアタイルとほぼ同じ使い方ができますよ。
大手メーカーのフロアタイルの方が、柄が豊富でクオリティも断然高く、コストも抑えることができます。
裏面がゴムになっているフロアタイルもありますが、業務用フロアタイルの2倍くらいの値段がするので予算がある人にはありかなと思います。
フロアタイルのDIYにあると便利なもの
- メジャー
- カンナ
- カッターの替え芯
メジャーは、部屋の中心を割り出すのに使います。
カンナはフロアタイルの微妙な調整用に使います。
カッターは常に切れ味が良い状態で使いたいので、カッターの替え芯があると楽です。
【フロアタイルの貼り方】賃貸OKの置くだけ簡単DIY!
フロアタイルのDIYの流れは以下の通り
- 掃除をする
- 中心を決める
- 十字にフロアタイルを貼る
- 端以外の部分にフロアタイルを貼る
- 端の部分にフロアタイルを貼る
- 複雑な部分にフロアタイルを貼る
それぞれ解説していきます。
掃除をする
フロアタイルを貼る前に、必ず元の床を綺麗に掃除してください。
この掃除を怠ると、クッションフロアの一部が浮いてしまったり、カビが発生する原因になっていまいます。
面倒ですが掃除は必ず行いましょう。
中心を決める
フロアタイルは、部屋の中心から貼っていくと綺麗に貼ることができます。
壁際の端っこから貼っていきたくなる気持ちもわかりますが、端からだとフロアタイルを綺麗に貼ることが難しいです。
なぜなら、部屋は意外と歪んでいるからです。
歪んでいる箇所から始めると、後で大きなズレとなります。
端からやる方がむしろ難しいので、中心から貼っていきましょう。
まずは、メジャーなどで部屋の中心を決めます。
中心がわかったら、フロアタイルのロスが少なくなるように配置を計算しましょう。
十字にフロアタイルを貼る
実際にフロアタイルを貼っていきます。
先ほど決めた中心のラインに沿って真ん中から十字に貼っていきます。
まずは1列、こんな感じで貼ります。
カットが必要な端の部分は後回しです。
フロアタイルを置いて、
裏側から養生テープをつけて、
フロアタイル同士をくっつけます。
これを繰り返します。
フロアタイルの裏には向きが書いてありますので、向きを合わせて貼っていきましょう。
1列できたら、今度は十字に貼ってこんな感じを目指します。
部屋の端以外の部分にフロアタイルを貼る
フロアタイルを十字に貼ることができたら、続けて端の部分以外を埋めてしまいます。
目指すのはこんな感じですね。
ここでも養生テープを使って固定していきましょう。
隙間が出ないようにしっかりと合わせることが綺麗に貼るコツです。
赤のラインが実際の継ぎ目ですが、
養生テープでの固定でも非常に綺麗に仕上がります。
端の部分にフロアタイルを貼る
部屋の端以外の部分にフロアタイルが貼れました。
ここからは端の部分を埋めていく作業です。
フロアタイルをカットする簡単な方法
フロアタイルのカットの仕方を紹介します。
コツを掴めば、誰でも力を入れずにフロアタイルをカットすることができますよ。
まずは切りたい部分にカッターで切り込みを入れます。
この様に軽く切れ込みが入ればOKです。
切り込みを入れたら、切れ込みに沿って折ります。
まだ繋がっている状態なので、今後は反対側に折ります。
そうすると『ポキっ』と綺麗にカットすることができますよ。
カッターで切れ込みを入れるときは、付属の板を定規の代わりに使うと安定します。
この板は絶対に捨ててはダメですよ!
端の処理
フロアタイルのカットの仕方がわかったところで、部屋の端の部分の処理をしていきます。
端の処理の簡単な方法をご紹介します。
端の処理には定規で長さを測ったりする必要はありません。
まずは、フロアタイルの上にもう一枚フロアタイルを重ねて置きます。
そして、木の板を壁に押し当てます。
ここで重なった部分が不要なカットするべき部分となります。
木の板に沿ってカットすれば…
端にピッタリの大きさにカットできました。
このようにフロアタイルをカットしながら、端の部分を埋めていきましょう。
複雑な部分にフロアタイルを貼る
部屋の形状によっては、このような複雑な部分があると思います。
複雑な部分を正確にカットするのは結構難しいです。
- 新聞紙などで型取りをする
- 定規で長さを計ってカットする
などの方法があります。
失敗してしまうと、フロアタイルが1枚無駄になってしまいますので、焦らず少しづつカットしていくといいでしょう。
丁寧にカットすれば…
複雑な部分もピッタリ合います。
フロアタイルの施工方法は動画の方がわかりやすいと思います。
こちらの動画が参考になりますので、見ておくと良いかもしれません。
プロが行う接着剤を用いた施工法ですが、接着剤の代わりに養生テープを使えばOKです。
完成
フロアタイルが全体に貼れたら完成です!
beforeはこちら
フロアタイルを敷くだけで、雰囲気が一気に変わりますね。
ちなみに現在はこんな感じになっています。
(壁紙もDIYしてみました。)
フロアタイルのDIYでコストを抑えておしゃれな床を
フロアタイルの置くだけDIYなら、かなり安くおしゃれな床を作ることができます。
コストだけみればクッションフロアの方が安いですが、この高級感はフロアタイルじゃないと出すことができません。
フロアタイルは仕上がりが非常に綺麗で、価格もそこまで高くないのでかなりおすすめできます。
今回は養生テープを使った置くだけDIYなので施工も非常に簡単です。
フロアタイルのDIYに興味がある人はぜひ試してみてください。
今回使用したフロアタイル
- サンゲツ:サルサリマーブル
- 型番:IS-2124(旧型番:IS-1068)
値段と枚数の参考
- 1ケース18枚
- 6畳で3ケースが目安
- 6畳に施工する場合:29940円
(※あくまで目安。お部屋の形状によって変わります。)
サンゲツ一番人気のホワイト大理石もおすすめ
- サンゲツ:オニックス
- 型番:IS-2119(旧型番:IS-1079)
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