この記事では、リーンロゼのトードを実際に使ってみた感想を正直にお伝えします。
リーンロゼ トーゴとは

ブランド紹介
Ligne Roset(リーンロゼ)は、1860年に設立されたフランスの家具ブランドです。
リーンロゼのプロダクトの中でも、ROSETTogo(ロゼトーゴ)はリーンロゼのアイコン的なソファーとなっています。
1973年の発売から現在まで50年以上に渡って世界中から愛されて続けています。
トーゴの生地について

リーンロゼのソファーは、生地を自分で選ぶことができ、生地のランクによって値段が大きく変わります。
具体的にはCランクからMランクまでの生地があり、本革は別で3種類ほどの生地があります。
カラーバリエーションも豊富で、「Lランク ウルトラスエードHP」という生地では、カラーバリエーションが83色も用意されています。
自分好みにカスタマイズすることができるのも魅力の一つです。
ちなみに、生地の張り替えやウレタン補充も可能となっておりますので、メンテナンスをすれば長期間使うことができます。
トーゴのサイズ・重量について
トーゴには以下のサイズがあります。
種類 | 幅 | 奥行き | 高さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
1P | 870mm | 1020mm | 700mm | 約10kg |
2P | 1310mm | 1020mm | 700mm | 約14kg |
3P | 1740mm | 1020mm | 700mm | 約19kg |
ラウンジ | 1310mm | 1620mm | 700mm | 約23kg |
コーナー | 1020mm | 1020mm | 700mm | 約14kg |
パフ | 870mm | 800mm | 380mm | 約6kg |
両肘 | 1980mm | 1020mm | 700mm | 約23kg |
mini | 610mm | 680mm | 460mm | 約3kg |
座面の高さは、380mm(mini以外)となりますので、ロータイプのソファになりますね。
トーゴは高密度ウレタンフォームを組み合わせたソファーなので、一般的なソファーに比べて重量が軽いという点も特徴の一つです。
値段について
トーゴの値段は、サイズと生地ランクによってかわります。
おそらく一番人気だと思われる1Pサイズで比較すると、Cランクの生地で約18万円、Mランクの生地で約31万円と生地の違いで10万円以上の差があります。
本体とは別に、撥水加工代や送料がかかりますので、当初の予算よりは大目に見積もっておくのが良いです。
コストを安く抑える方法として、アウトレット品や中古品を狙うという方法もありますが、自分が欲しい生地とカラーをピンポイントで狙うのは厳しいかもしれません。
実際にリーンロゼトーゴを使ってみた感想

今回選んだリーンロゼトーゴ
今回は、新宿三丁目の店舗で購入しました。
スタッフさんに色々アドバイスを頂けたので、実店舗に足を運んで良かったと思います。
私が選んだのは、3Pで、生地は「Lランク ウルトラスエードHP」、カラーは「5709 Black Onyx」です。

我が家には猫がいますので、猫の引掻きに強い生地をおすすめしてもらいました。
この生地が一番人気の生地らしいです。
ちなみに、発注してから約2か月待ちでした。
生地の在庫状況によってはもっと待つこともあるようです。
座り心地

一言で表すと、包まれる座り心地で文句なしです。
長時間座っても疲れない絶妙な姿勢になれるところが、人気の理由だと推察します。
ソファーに腰掛けながらのパソコン作業も比較的快適です。(しっかりしたデスク環境には当然適わないと思いますが…)
PC作業をしている時はこんな感じです。
ウレタンは見た目に反して結構固め、柔らかすぎないところがまさに絶妙です。

座面の低さは気になりません。
むしろこの低さが包まれるような座り心地を実現しているのだと思います。
計算され尽くした設計です。
店舗で実際に座ることができるので、やはり一度店舗に行くのがおすすめです。
サイズと大きさについて
今回は3Pサイズを選びました。
3人掛けですが、大人が3人同時に腰掛けると、肩が当たるくらいのサイズ感で、ゆったりと3人一緒に座れるというわけではないです。

多くの人にとって、大人が3人同時に座るには少し狭めの設計だなと感じると思います。
私はデザイン上、この横幅が美しいと思っているので、この点に文句はありません。
また、3Pでは横になって寝ることができます。(2Pでは横になると足がはみ出します。)

背もたれの高さは低いと言われることが多いですが、デザイン的にはこの高さがベストだと思います。

しかし、頭の支えが欲しくなる時は確かにあります。
その際は、浅めに腰掛けることで背もたれに頭が付きますが、姿勢は悪くなりますね。
この辺りは、身長や座高によっても意見が分かれそうな部分です。
小柄な方はあまり気にならないかもしれませんし、大柄な方にとっては窮屈に感じやすいと思います。
サイズ感につきましても実際に一度座って確認してから購入するのがおすすめです。
重量について
トーゴは重量が比較的軽量な点も特徴の一つです。
3Pサイズでも19kgとソファーにしてはかなり軽量の部類。
二人いれば簡単に持ち上げられますし、設置場所を移動させるくらいなら一人でも可能です。

お部屋の模様替えが気軽にできるので良いですね。
一方で、1Pなどは軽すぎて簡単に動いてしまうという意見もあります。
生地と撥水性能について
今回選んだ生地は、「Lランク ウルトラスエードHP」です。

スエード調の人工皮革となります。
極細の繊維が密に絡まった構造で、織物のように規則的な縦横の糸がないため、ペットの爪が引っかかりにくく、引搔きに強いとされています。
カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
実際に触ってみると、触り心地はしっとりとなめらかで、高級感と重厚感が感じられます。
猫たちもトーゴの上で寝たり遊んだりしていますが、本当に爪が引っかからないようで、引掻き傷はできないですね。
トーゴで爪とぎをするような仕草も全く見られないので、この生地なら猫と共存できそうなので良かったです。

撥水性能はこんな感じで、抜群に撥水します。

今後、撥水性能は劣化していくとは思いますが、現状では何かをこぼしてしまったりしても安心です。
カラーについて
カラーバリエーションは豊富なので、自分の好きなカラーを選択できますが、選ぶ生地によっては求めていた色がなかったりもしますので注意が必要です。
私が選んだ生地では83色のカラーバリエーションがあり、カラーは選び放題となっていました。
ちなみに、今回はブラックを選択しましたが、猫の抜け毛はめちゃくちゃ目立ちます。

わかっていて購入したので後悔はありません。
ペットと一緒に暮らしている方は、ペットの毛色と同じ色のカラーを選べば毛は目立たなくなりますので、自分の好みを取るか、快適さを取るかは自分次第です。
メリットデメリットまとめ

メリット
- インテリアの主役になれるおしゃれなデザイン
- 座り心地が良い
- 生地とカラーバリエーションが豊富
- ペットがいても安心(生地による)
- 軽いので移動が楽
- 長期間使えて・生地の張り替えやウレタン補充もできる
- 人気の商品なのでリセールバリューも高い
販売開始から50年以上愛され続けているデザインは、いついかなる時代においても先進的な印象を与え、今後も決して飽きられることのない革新的なデザインだと思います。
多くの人はトーゴのデザインに憧れて購入を検討しているかと思いますが、機能面で見ても非常に機能的で素晴らしいソファーと言えるでしょう。
デメリット
- 特徴的なデザインなのでインテリアのテイストによっては合わない
- 座面と背もたれが低く、身長や体格によっては窮屈に感じる
- 単純に価格が高い
- 高ランクの生地を選ぶほど値段が上がる
トーゴは素晴らしいデザインであるという事実は変わりませんが、特徴的なデザインなので好みが分かれるという意見もあると思います。
中にはダサいと思う人もいるでしょう。(これはトーゴに限らず、何事も全ての人から好かれることはできないので気にしても仕方ありません。)
そして値段は高価ですね。
個人によってこの値段と価値をどう捉えるのかは変わってきそうです。
リーンロゼトーゴに関するよくある質問
リーンロゼトーゴのリプロダクトはどう?
リプロダクト品がオリジナルの1/10程度の価格で出品されているのを見かけます。
私の考えではリプロダクト品は悪ではありません。しかし品質的にはオリジナルに劣るでしょう。
実際にリプロダクト品を見たことがあるわけではありませんが、やはりオリジナルと完全に同じとはいきませんよね。
ただし、トーゴに似ているソファがお手軽価格で手に入れることができるという点ではありだと思います。
おすすめの生地は?
おすすめの生地は、使用環境や目的によって変わります。
実店舗で専門の知識を持ったスタッフさんに相談するのが、最も確実だと思います。
同時にサイズ感や座り心地も試すことができますし。
安い買い物ではありませんので、スタッフさんの意見を参考にして、自分にぴったりの生地を見つけてください。
最後に
リーンロゼのトーゴを購入してみて、後悔は全くありません。
我が家のリビングを憩いの空間に変えてくれたトーゴには感謝をするばかりです。
猫たちも気に入ってくれたようで何より。


そして皆で一緒に寛ぐのが何よりの至福な時間となりました。
今後もたくさん使っていきたいと思います。
それでは。