ダナー(Danner)のベストセラー、ポストマンシューズ。
控えめに言って、今まで出会った中で最高の革靴です。
この記事ではダナーポストマンを長年を使ってみた感想を徹底的にレビューしています。
履き心地や、サイズ感、実際のコーディネートまで掲載していますので是非最後までご覧ください。
目次
【ダナーポストマンの徹底レビュー】
総評:最高の革靴に出会った
本当に出会えてよかった靴です。
もう3年程愛用していますが、同じ靴をこれだけ長い期間履いたのは初めてかもしれません。
毎日同じ靴を履いていても全く飽きない。
むしろ、これからも大事に使い続けたいと思えます。
使用するシーンを選ばず、どんな年齢の人が履いてもおしゃれに見える、多くの人におすすめできる革靴です。
ダナーポストマンのお気に入りポイント
私が気に入っているポイントは大きく4つ。
- キレイめ過ぎず、カジュアル過ぎないデザイン
- 幅広いシーンで使えること
- どんなコーディネートにも合うこと
- 身長が盛れる
それぞれ解説していきます。
キレイめ過ぎず、カジュアル過ぎないデザイン
ダナーポストマンは、キレイめとカジュアルのバランスが取れているのが魅力です。
革靴は一般的にフォーマルな印象が強いですよね。
しかし、ダナーポストマンは革靴でありながら、丸みを帯びたデザインでドレス要素が強くなり過ぎません。
革靴が苦手な人にこそおすすめしたいですね。
幅広いシーンで使えること
キレイめとカジュアルのバランスが取れているため、ビジネスシーンとプライベートシーン両方で使うことができます。
この靴のおかげで、たくさんの靴を持たなくても生活ができるようになりました。
レザーがガラスレザーなので、雨の日でも使えると言う点も使用頻度が高くなる要因ですね。
どんなコーディネートにも合うこと
どんなコーデとも合うので、何も考えず手っ取り早くおしゃれになりたい人におすすめです。
この記事の最後にコーディネートを紹介していますが、ぶっちゃけ合わないアイテムがないです、、
どんなアイテムとも組み合わせることができますよ。
身長が盛れる
ソールが結構分厚いので身長が盛れます。
不自然な感じではなく、あくまで自然な感じで。
特に購入するときは意識していなかったのですが嬉しい誤算です。
ダナーポストマンの特徴・スペックを紹介
元々はポストマンに向けて作られた靴
Dannerのベストセラーの一つが『ポストマンシューズ』です。
その名前の通り、郵便配達員のためのシューズとして開発されました。
フォーマルでありながら長時間歩いても疲れにくいと言うポストマンのニーズを満たすものになっています。
発売されてから30年以上たった今でも多くの人に愛されています。
Dannerというブランド
Dannerの歴史
少しだけDannerのブランドの紹介を。
1932年、場所はアメリカワシントン州、チャールズダナーらによってワークシューズメーカーとして創立されました。(現在の本社はオレゴン州)
その後、ワークブーツだけでなくハイキングブーツでも名作を生み出し、ハイキング業界において確固たる地位を築いています。
軽量」で「快適」、1足、1足を厳選された素材で、時間をかけて丹念に手作業でシューズを作り上げる、というスタンスは今でも変わらない。
ダナー公式サイトより(https://jp.danner.com/about.html)
素材にこだわり、丁寧にシューズを作り上げたいという思いが伝わってきます。
無骨なデザイン
Dannerポストマン、特徴的なのはそのデザインです。
シューズの先端は丸みを帯びていて、ソールは厚め。
ぼってっとした様な無骨なデザインが逆におしゃれです。
一般的な革靴だと、先端がシャープで『いかにもビジネスシューズ』という見た目なので、私服には合わせづらいです。
しかし、ダナーポストマンであれば程よくカジュアル要素があるので、私服にもばっちりハマるデザインになっています。
もちろんスーツとの相性も悪くないので、ビジネスシーンと両刀使いできるのが魅力ですね。
ガラスレザーを使用
ダナーポストマンのレザーは、『ガラスレザー』を使用しています。
ガラスレザーの特徴
- レザーの上から樹脂でコーティングされている
- 水や汚れに強い
- 綺麗な艶
- 手入れが簡単
レザーの上から樹脂のコーティングが施されていて水や汚れに強いのが特徴です。
雨の日でもガシガシ使える、お手入れが簡単と言ったメリットがあります。
そして艶があり高級感があります。
艶があると一見フォーマルな印象になりますが、ラウンドシルエット、適度なソールの厚みなどデザイン面でカジュアル感も若干プラスされており上手くバランスが保たれています。
サイドに入っている『Danner』のロゴも目立ち過ぎないので良い感じです。
軽量ソールで歩きやすい
ダナーオリジナルの『DANCATソール』が採用されています。
内側にはスリットと皿状のトラクションポイント、外側のスリットとヒールの星形スリットという 独自のソールパターンを持ち、全方向への滑り止めと衝撃吸収に高い効果を持たせたダナーオリジナルソール。
https://jp.danner.com/
初めに手に取った印象は『とにかく軽い』ということ。
ソールの厚さからは想像ができないほど軽く驚きまました。
ただ、最初は革靴特有の硬さがあります。
しかし、使用と共に馴染んできて、非常に歩きやすくなりました。
革靴ですが長時間歩いても疲れにくく、ハイキングシューズブランドとして支持を得ているDannerブランドの良さが出ていると感じました。
ダナーポストマンのサイズ感は?
日本で発売されているのはJAPANモデル
日本で販売されているものは基本的にmade in japanモデルです。
アメリカンサイズと日本サイズのギャップが少なく日本人の足にフィットしやすい形状になっています。
紐を通すホールも5つあるので調整もしやすいです。
サイズ感は若干大きめ?
サイズ感のレビューを拝見すると、若干大きめと言われることが多いようです。
実際にAmazonや楽天のレビューを見ると若干大きめで、0.5cmサイズ小さいモノを選ぶと良いというコメントもあります。
しかし、若干大きめだと感じるのは、靴の幅が広めだから。
足の幅(ワイズ)が広めの人が、サイズを下げてしまうと今度はキツくなってしまいます。
ちなみに私は普段の靴と同じサイズでぴったりでした。
よってダナーポストマンのサイズ選びは
- 日本人に多い幅広で甲高の人・・・普段のサイズ
- 足の幅が普通以下の人・・・ハーフサイズ下げる
これがおすすめです。
サイズ感については以下の記事で詳しく解説しています。
【ダナーポストマンのサイズ感を徹底解説】サイズ選びの参考に
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ダナーポストマンの手入れ方法
ガラスレザーのお手入れ
ガラスレザーは、表面に樹脂のコートがされているため、汚れに強いというメリットがあります。
そのため、お手入れは非常に簡単。
- ブラシで汚れや埃をとる
- クリームを薄くつける
- 拭いて艶を出す
基本的には、汚れを落としてクリームを軽く馴染ませてあげるだけ。
汚れを落とすリムーバーや防水スプレーは、樹脂の劣化や、シミの原因になりえるのでガラスレザーには適さないそうです。
実際に汚れが落ちやすいのでリムーバーがなくて困ったことはありません。
クリームもつけ過ぎてしまうと、シミやカビの原因となるので、本当に最低限の量を薄く伸ばす感じがベストです。
詳しい手入れの方法は以下の記事で解説しています。
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ガラスレザーのひび割れはシューキーパーで防ぐ
シューキーパーにはシワを伸ばし、綺麗な形状を保つ役割があります。
ガラスレザーはひび割れが大敵となりますのでシューキーパーは必須です。
また、シューキーパーをはめると、靴を大事にしようという気持ちが生まれます。
靴を大事に長く使いたいと言う人にもシューキーパーはおすすめですよ。
ちなみに修理も可能
Dannerの靴は修理ができるリペアサービスがあります。
これによりお気に入りの靴をより長く使うことができます。
どれだけ綺麗に手入れをしていても、ソールのすり減りや劣化は必ず起こりますからね。
リペアサービスによってソールの交換も可能。
ヒールのみの交換もできるようで、シューズの状態に合わせて修理が可能です。
長く靴を履き続けたい人にとっては、大変嬉しいサービスですよね。
ダナーポストマンを使ったコーディネートを紹介
最後にダナーポストマンを使った実際のコーディネートを紹介します。
ダナーポストマンは本当にどんな服でも、どんなシーンでも活躍してくれる万能なシューズです。
キレイめコーデとはもちろん相性抜群
もともと郵便配達員のためのシューズということもあり、ビジネスシーンでも使えるフォーマルさも持ち合わせています。
カジュアルなコーデは足元の引き締め役に
デニムなどを使った、普段のカジュアルなコーディネートに落とし込んでも、グッと足元を引き締めてくれて清潔な印象を相手に与えます。
コートとの相性も最高です
他にもコーデを投稿していますが、本当に合わないアイテムがないってくらい万能です。
ガラスレザーで雨の日でも履けるというのが、毎日のコーディネートに最高なんですよね。
もしかしたらスニーカーよりも着用頻度は高いかもしれません。
これからもずっと使っていきたいと思える革靴です。
気になっている方は、是非この靴の素晴らしさを体感して下さい。
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目次 4年履き続けたダナーポストマン それでもやっぱりダナーポストマン 4年履き続けたダナーポストマン 2019年にダナーポストマンを購入してから4年が経過し、私の人生で最も長く履いている靴となりまし ...